1973-06-05 第71回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
○須原昭二君 言うまでもなく、ABCCは戦後間もない二十一年にアメリカ大統領トルーマンの命令で設置された、先ほど言われたとおりです。最初から米国の核戦略の一環として原爆の効果、もう歴史をひもといていただけばよくわかるように、長崎、広島に落としたその原爆の効果を確かめる調査としてアメリカ軍の軍隊がやったんです。そういう性格を持って発足をしたわけです。
○須原昭二君 言うまでもなく、ABCCは戦後間もない二十一年にアメリカ大統領トルーマンの命令で設置された、先ほど言われたとおりです。最初から米国の核戦略の一環として原爆の効果、もう歴史をひもといていただけばよくわかるように、長崎、広島に落としたその原爆の効果を確かめる調査としてアメリカ軍の軍隊がやったんです。そういう性格を持って発足をしたわけです。
また、一九五〇年の一月五日のアメリカ大統領トルーマンの発した宣言には、「アメリカは、また軍隊を使って現在の情勢に干渉しようとは考えない。アメリカ政府はアメリカを中国の内紛に巻き込むような、どのような道をも歩みたくない。」こう言明しておるのでございます。
上林山君は、去る三月十七日アメリカ大統領トルーマンがアメリカ議会において朗読したる声明にわ國民が重大なる関心をもつておることをお述べになり、この声明を何と考えるかかという御質問であります。トルーマン大統領が自由と平和を擁護する熱心なる意向を表明せられたことは、われわれ國民のひとしく共鳴を感ぜざるを得ないところでありまして、わが憲法の声明する精神にまつたく符合するところであると思います。
私が現在の世界の平和がすこぶる危殆に瀕しでおるという印象を受けたのは、すでに新聞等によつてごらんの通り、三月十七日にアメリカ大統領トルーマンが両院に出席して朗読、したるそのメッセージにおいても、あるいはまた同じ日にブラツセルに開ふれたる英佛その他五箇國の会議において軍事援助を含む條約の調印が行われたという点を見ても、あるいはまた近く濠州の外務大臣が発表したあの世界平和危殆に瀕せという演説に見ても、およそ